かつて所沢地域は、稲作に適さない土地柄であったため、稲の代わりに麦やサツマイモが多く作られており、この麦を使った手打うどんが地域食として親しまれてきました。
所沢のうどんの食べ方は、主につけ麺で、水にさらしたうどんをだしがきいた醤油味の汁につけていただきます。
さらに所沢のうどんの大きな特徴として「かて」があります。「かて」とは、季節の野菜をゆでて水を切ったもので、うどんとともに出され、つけ汁につけて食します。
今でも、ここ所沢には盆や正月、結婚式など人が集まる特別な日に。うどんの出されている地域があります。
こちらの情報は取材当時2013年のものです。
所沢の久米で手打うどん店を開業。麺やつゆの味を研究し続け、今年で満35周年。 |
〒359-1131 埼玉県所沢市久米1637 |
当店は、カウンターのみの小さなお店です。肉は、入間の黒豚を使用しております。ご来店お待ちしております。 代表メニュー:肉汁うどん |
〒359-0042 埼玉県所沢市並木3-1-2-107 |
所沢手打うどんのお店の中でも、昔ながらの野菜を添える「かてもりうどん」を出すお店。店主はあづまやの息子さん。料亭で腕を磨いたという上品な盛りつけ。 |
〒377-0103 埼玉県所沢市久米1636-3 |
かてめん圏:埼玉県鴻巣市
「川幅日本一」にちなんだ川幅うどんは、幅が5cm以上もある「超」幅広。めんを持ち上げる「ドキドキ感」と「モチモチ」の食感が魅力。
かてめん圏:山梨県富士吉田市
富士山麓の参詣者や織物市に集まる人々にふるまわれていた吉田のうどん。こしの強い固いめん、それぞれのお店が工夫を凝らした多彩なメニューが特徴です。
かてめん圏:栃木県足利市・佐野市・栃木県出流町
国道293号をメイン街道に、足利市、佐野市、栃木市出流(いずる)町まで及ぶ、粉食文化が盛んで、多彩な麺を味わうことができる地域。中でも耳うどんがユニーク。
かてめん圏:埼玉県加須市
手打ちならではの光沢があり、みずみずしい「コシの強さ」と、「のど越しの良さ」が身上のめん。渡舟場や門前の参拝客をもてなしたのが始まりとされる。
かてめん圏:東京都武蔵野市
いにしえの食文化を伝承しつつ、武蔵野台地で栽培された小麦粉を使用して新たに創作された武蔵野市の名物「武蔵野地粉うどん」。小麦の旨さと歯応えのあるコシの強さが特徴です。
かてめん圏:埼玉県所沢市
「かて(糧)うどん」と呼ばれ、季節の野菜をさっとゆでて水切りしたものを、うどんと一緒につけ汁につけていただく。これが所沢手打うどんの特徴です。
かてめん圏:群馬県渋川市以下歩調水沢付近
粉と水と塩だけが原料、秘伝の手打ちの技によるコシと喉越し。水沢寺参拝客に振る舞ったのがそもそもの起源ともいわれる千三百年もの歴史を持つうどん。
かてめん圏:東京都武蔵村山市
「かて」とは、小松菜やほうれん草など季節季節の旬のゆでた野菜のこと。「うどん」と一緒に濃い目の醤油味のつけ汁につけていただきます。
かてめん圏:群馬県高崎市
「きぬの波」という小麦の品種を使ってつくられる「高崎うどん」。色が白く、つるつるとした喉ごしの良さが特徴です。麺はやや細めで冷たいうどんに最適です。
かてめん圏:東京都東久留米市
江戸時代の「幻の小麦」を復活させた東久留米市のうどん。つるつるとしたのど越し、香りがよく上品な味わいです。かて(糧)と一緒にいただきます。
かてめん圏:栃木県小山市
小山市で生産される「イワイノダイチ」という品種の小麦からつくられる、モチモチ、つるつるとした食感、見た目にも美しい透明感が自慢のうどんです。