更新:2024/11/05
16世紀、イタリアで原型ができた「ピザ(ピッツァ)」。
それから500年。アメリカが世界中に広め、日本では、明太子や納豆を具材にしてみたり、海外でも、韓国のプルコギピザやタイのトムヤムクンピザ、さらには、パイナップルをのせ波紋を呼んだカナダ発のハワイアンピザ…などなど、各国・各地域でご当地アレンジが炸裂。世界はいま、「ピザ・ダイバーシティ全盛」なのです!
そんなあまたあるピザの中でも不動の人気No,1こそが「マルゲリータ」。
名前の由来は、19世紀イタリア王国の第2代国王・ウンベルト1世の王妃、サヴォイア家出身の「マルゲリータ」。
ナポリ来訪の際、献上されたピザの中に、トマト、モッツァレラチーズ、バジルのピザがあり、感動のおいしさと、具材がイタリア国旗と同じ色合いであることから大のお気に入りに。マルゲリータの誕生日11月20日がのちに日本でピザの日として制定されました。
甘みと酸味のバランスが絶妙なトマトソース。引きの強いモッツァレラチーズ。バジルの風味。たったこれだけのシンプルな具材なのは、小麦でできた生地のパリッともっちりの食感、旨味、香りをとことん味わってほしいから。本場イタリアでは、「マルゲリータを食べれば、店のレベルがわかる」と言われますが、具材以外の生地づくりや焼き方、つまりは小麦の活かし方こそが、おいしさの決め手なんですね。
マルゲリータ。それは、まさに小麦食クイーンであり、永遠のピザ・スタンダードなのです。
さあ、いつもは控えめなお口のあなたも、あんぐりお口でマルゲリータをマルマルとほおばりましょう。そして叫びましょう。「Buono(ブオーノ)」と!
「ピザ協議会」のHPでは、さまざまなピザの魅力や最新情報を紹介しています。ぜひ、チェックしてみてくださいね。