群馬の冬は「上州のからっ風」と言われる、 赤城山を越えた非常に乾燥した風が吹き、小麦の栽培に向いた土地。昔から秋まき小麦の栽培が盛んでうどんに向く農林61号という品種の小麦が裏作としてつくられてきました。群馬の農家には家庭でうどんを打って、お客さんをもてなすという習慣があり、おっきりこみや、つみっこ(すいとん)などの郷土料理が作り続けられてきています。うどんには特別な名前がなかったのですが、群馬県農業試験場で作った「きぬの波」という小麦の品種を使って、高崎市農業協同組合(JAたかさき)が「高崎うどん」を開発しました。色が白くつやつやしていて、つるつるとした喉ごしの良さが特徴です。麺はやや細めで盛りうどんなど冷たいうどんに最適です。 「高崎うどん」を出しているお店はまだ少ないですが、高崎市のうどんの老舗「きのえね」でお召し上がりになれます。どうぞご賞味ください。
こちらの情報は取材当時2013年のものです。
創業大正13年、甲子(きのえね)の年であったため屋号を「きのえね」としました。厳選された高崎産小麦「きぬの波」100%の「高崎うどん」を味わえる店。冷たいせいろでうどんののど越しを、温かいつけ汁でうどんのなめらかな口当たりを、カレー南ばんで汁とうどんの相性を、なべ焼うどんで汁のしみ込んだ煮込みうどんの醍醐味を、「高崎うどん」ならではの味わいをどうぞお楽しみください。 |
〒370-0052 群馬県高崎市旭町37 |
かてめん圏:埼玉県鴻巣市
「川幅日本一」にちなんだ川幅うどんは、幅が5cm以上もある「超」幅広。めんを持ち上げる「ドキドキ感」と「モチモチ」の食感が魅力。
かてめん圏:山梨県富士吉田市
富士山麓の参詣者や織物市に集まる人々にふるまわれていた吉田のうどん。こしの強い固いめん、それぞれのお店が工夫を凝らした多彩なメニューが特徴です。
かてめん圏:栃木県足利市・佐野市・栃木県出流町
国道293号をメイン街道に、足利市、佐野市、栃木市出流(いずる)町まで及ぶ、粉食文化が盛んで、多彩な麺を味わうことができる地域。中でも耳うどんがユニーク。
かてめん圏:埼玉県加須市
手打ちならではの光沢があり、みずみずしい「コシの強さ」と、「のど越しの良さ」が身上のめん。渡舟場や門前の参拝客をもてなしたのが始まりとされる。
かてめん圏:東京都武蔵野市
いにしえの食文化を伝承しつつ、武蔵野台地で栽培された小麦粉を使用して新たに創作された武蔵野市の名物「武蔵野地粉うどん」。小麦の旨さと歯応えのあるコシの強さが特徴です。
かてめん圏:埼玉県所沢市
「かて(糧)うどん」と呼ばれ、季節の野菜をさっとゆでて水切りしたものを、うどんと一緒につけ汁につけていただく。これが所沢手打うどんの特徴です。
かてめん圏:群馬県渋川市以下歩調水沢付近
粉と水と塩だけが原料、秘伝の手打ちの技によるコシと喉越し。水沢寺参拝客に振る舞ったのがそもそもの起源ともいわれる千三百年もの歴史を持つうどん。
かてめん圏:東京都武蔵村山市
「かて」とは、小松菜やほうれん草など季節季節の旬のゆでた野菜のこと。「うどん」と一緒に濃い目の醤油味のつけ汁につけていただきます。
かてめん圏:群馬県高崎市
「きぬの波」という小麦の品種を使ってつくられる「高崎うどん」。色が白く、つるつるとした喉ごしの良さが特徴です。麺はやや細めで冷たいうどんに最適です。
かてめん圏:東京都東久留米市
江戸時代の「幻の小麦」を復活させた東久留米市のうどん。つるつるとしたのど越し、香りがよく上品な味わいです。かて(糧)と一緒にいただきます。
かてめん圏:栃木県小山市
小山市で生産される「イワイノダイチ」という品種の小麦からつくられる、モチモチ、つるつるとした食感、見た目にも美しい透明感が自慢のうどんです。