更新:2024/05/01
コナモンとは、粉もん。小麦粉を中心に穀類などの粉を使ったあらゆる食べものを指します。「鉄板粉もん」の本場は、関西。たこ焼き、お好み焼き、ネギ焼き、イカ焼き、モダン焼きなどが有名です。「大阪の鉄板粉モン」は文化庁100年フードにも認定され、2022年から「食文化100年継承・鉄板会議」もスタートしました。
粉もん界のアイドルといえば、たこ焼き。よく論争になるのが「東京流の外はカリッとがいいか?大阪流の外も中もフワトロがいいか?」。小麦粉が生み出す魔法の生地食感は甲乙つけがたく、どちらも美味ですが、実はそのおいしさを増幅させる秘訣こそ「ダシ」なのです。
大阪の食文化は、「ダシの文化」といわれます。理由は、水。大阪の水は軟水ですが、その軟水の甘みが素材のうまみを上手に引き出すのです。3000店ほどある大阪のたこ焼き屋は、昆布、あさり、オマール海老、牛乳…など、さまざまな素材をダシにして小麦粉の生地へ溶きます。ダシ選びに日々しのぎを削っているのです。
皮を破れば、トロッと熱々の中身。ダシの味が染み込んでいるから、噛むほどにプリッとしたタコに絡み合う。風味も抜群です。ソースやマヨネーズをたっぷりかけるのもいいけれど、ダシにとことんこだわってたこ焼きを食べに行ったり、つくってみたりする。未経験の方は、そんな本場・大阪のスタイルを試してみるとよいかもしれません。「粉もんは、ダシが命」。たこ焼きに限らず、うどんも、お好み焼きもダシに力を入れ、より心を満たす粉もんライフをお楽しみください。
5月7日は、コナモンの日です。連休明けは遊びの疲れもたまり、体調を崩しがちですが、栄養豊富な小麦粉でできた粉もんで鋭気を養ってみてはいかが。
「日本コナモン協会」のHPでは、粉もんの魅力や、粉もんに関する最新の活動を紹介。ぜひ、じっくりご覧ください。
日本コナモン協会