更新:2024/11/01
11月11日。4つに並ぶ「1」を麺に見立てて生まれた「めんの日」。
どんな麺を食べようか迷っているあなたへ。
「そば」はいかがですか?
え? 「そば」は小麦食品なのかって?
ではカンタンに。そばには、「そば粉」と「小麦粉」でつくられるものと、「そば粉」だけでつくられるものがあります。最もポピュラーなのが、そば粉8、小麦粉2の割合で打った「二八そば」。対して、そば粉だけでつくられるのが「十割そば」。九割そばなんてのもあります。
そば粉だけだと、どうしても麺はつながりにくくボソボソと切れてしまう。そこで、「小麦粉」!グルテンが麺のつながりをよくし、しっかりした歯ごたえやツルッとした舌ざわりを生み出しているんですね。ありがたや〜。
ちなみに、全国生めん類公正取引協議会では、そば粉30%以上、小麦粉70%以下の割合で混ぜたものを「日本そば」と定義づけているんですよ。
そんなそばですが、新米や新玉ねぎのように、10〜12月頃の秋に収穫されるものは「新そば」と呼ばれます。
一年の中でもとくに、味よし、香りよし、色合いよし!江戸時代の食通は秋の新そばを毎年首を長くして待ったそうな。
新そばの中でも、とりわけそば職人や全国のそば通から最高峰との呼び声も高い品種が「常陸秋そば(ひたちあきそば)」。鼻の奥に抜ける香り高さ、風味が抜群。11月中旬頃からそば屋さんにも出回り始めます。
さあ、お好みの秋野菜をサクサクの天ぷら・かき揚げにして、かつお出汁のきいたアツアツのつゆに浮かべたり、キリッと冷たい麺の食感とシャキっとした薬味のハーモニーを楽しんだり。栄養たっぷり、そば湯をいただくのもお忘れなきように。
ついついお酒もすすみ、たいへん気持ちよく眠れる日になりそうですね。でも飲みすぎにはご注意ですよ〜。
「全国製麺協同組合連合会」のHPでは、そばをはじめ、さまざまな麺の魅力をくわしく紹介しています。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
全国製麺協同組合連合会