いよいよ始まりました、関東かてめん再発見の旅。
ニッポン放送のロケ車もスタンバイOK!
さあ、記念すべき第1店目です。
「耳うどん」といって、その名の通り耳の形をしためんをいただきました。耳うどんの耳は“悪い神様の耳”を意味しており、それを食べてしまうことによって悪口が聞こえなくなり、近所づきあいが円満になるおまじないなんだそうです。
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鴻巣市とお隣の吉見町の間を流れる荒川の“川幅が日本一”であることにちなんで誕生したご当地グルメが「こうのす川幅うどん」です。
なんとその幅7~8㎝もある(!)めんをいただきました。
つるっとお口に入る、わんたんの皮のような滑らかな食感が味わえます。
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関東(武蔵野)地域に伝わる小麦めん料理で、うどんにゆで野菜(=糧)を添えてつけ汁で食べる「糧うどん」を提供する「友季 亭」さんにお邪魔しました。狭山丘陵が広がる台地のため、昔から田んぼより畑が多く小麦も作られており、冠婚葬祭時には必ずお嫁さんの手打ちによるうどん が食べられてきたそうです。しっかりとしたコシのあるめんを、なすやえんどうなど具だくさんの「糧」が入って肉で出汁をとったつけ汁でいただいてきまし た。
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400年以上にも渡り手打ちの技を受け継ぐ「清水屋」さんは、皇室・宮家ご献上する宮内庁御用達のお店です。
練る・踏む・干す、すべての工程がひとつひとつ丁寧な手仕事によって仕上げられる「水沢うどん」の滑らかで上品な味わいは、1度食べたら忘れられなくなります。
これまた、こだわりのごまだれとの相性も抜群でした。
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「しみずや」さんは、地元への郷土愛から、地元の小麦を特別にブレンドした「おりひめ」という小麦粉を使った、地粉100%の うどんを提供するお店です。国産小麦ならではの香りともちもち食感が楽しめる「おりひめうどん」をいただきました。ちなみに、桐生はうどん店が200店以 上もある「うどんの街」で、お店で茹でたうどんを家に持ち帰って食べるといったスタイルもかなり多いよう。地域一体となってコムギケーションをエンジョイ している街なんですね。
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「丸木屋」さんでは、群馬県産と長野県産の国産小麦100%を使い、手打ち仕上げにこだわったうどん「京うどん」をいただきました。
店主の本澤さんのお話によると、国産小麦粉は手で触れている感触からもやさしさやあたたかさが伝わってくるとのこと。2種類のしょうゆをブレンドし、さらに4種類のぶしをブレンドして出汁をとったこだわりのつゆに中太麺のうどんがマッチ。やさしい味わいがたのしめました。
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「加須うどん」のルーツは、元禄時代。関東三大不動に数えられる市内の「不動ヶ岡不動尊總願寺(そうがんじ)」には、加須名物 のうどん粉を贈られた館林城主からの礼状が残されており、ほかの分析でも300年以上の歴史があることがわかっています。この「加須うどん」をベースにし て開発した新たなメニュー「肉味噌うどん」が、埼玉B級ご当地グルメ王でなんと優勝を果たしました。しっかりコシある麺とトロ~リ半熟卵と肉味噌をかき混 ぜていただきますと、ん~元気が出てくるお味です!
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肉汁でお出汁をとったつけつゆに、ほうれん草や小松菜の「かて」をトッピングしていただく「村山うどん」は、野菜の“シャキ シャキ”とコシの強い手打ち麺の“モチモチ”、ダブル食感が味わえます。ここ「長嶋屋」さんはFacebookやtwitterを積極的に活用して展開す るとても意欲的なお店。Facebookのチェックイン機能、twitterでつぶやく「長嶋屋なう」で、トッピングなどのうれしいサービスが受けられま す。
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「柳久保うどん」は、“柳久保小麦”は江戸時代にここ東久留米の大地で作られていた幻の小麦“柳久保小麦”のふすまを入れてつ くったうどん。藁屋根に使われるほど背が高く倒れやすい“柳久保小麦”は量産が困難で、一度は畑から姿を消したものの、長い間低温保存されていた数粒の種 から46年ぶりに生産復活を果たしました。つるりとしたのどごしの中に上品な香りを楽しめる幻の「柳久保うどん」、一食の価値あり!です。
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武蔵野の大地では、昔は小麦が多く生産されており、地元産の小麦を使った手打ちうどんが冠婚葬祭のおもてなしとして振る舞われ ていました。この食文化を伝承しつつ、新たに武蔵野市の名物として誕生したのが「武蔵野地粉うどん」です。食べるというよりは“かみしめる”と表現した方 が近い“ものすごいコシの強さ”がなんといっても特徴的。ご家庭で気軽に楽しめる冷凍の「武蔵野地粉うどん」も販売しています。
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3/20(祝・火)14時からオンエアのホリデースペシャルの収録に関東各地からかてめん関係者のみなさま方に駆けつけていただきました!
コムギケーション倶楽部から小麦のトレンド第一人者のコムギケーター石川さんが出演し、小口と一緒に回ったかてめん店の現場の裏話を披露。
生産の現場に近い専門家にはJAたかさきの徳江部長さん、「埼玉小麦ネットワーク」を率いる前田食品株式会社の入江社長が登場。
関東かてめんを通した地域の取り組みや盛り上がりについては「おつけだんごの会」の山口会長、鴻巣市環境産業部の藤崎さん、「武蔵野地粉うどん」を提供するうどん店店主の穂本さんによるトークが。
国産小麦に関するたくさんのお話しが聞けたので、盛りだくさんの特番になる予定です!
また、翌日の3/21(水)ではニッポン放送1階エントランスで「たかさきうどん」と「武蔵野地粉うどん」の無料試食をお楽しみいただけますので、ぜひぜひ有楽町にお集まりください~!それぞれ先着200名さま、なくなり次第の終了です。
かてめん圏:埼玉県鴻巣市
「川幅日本一」にちなんだ川幅うどんは、幅が5cm以上もある「超」幅広。めんを持ち上げる「ドキドキ感」と「モチモチ」の食感が魅力。
かてめん圏:山梨県富士吉田市
富士山麓の参詣者や織物市に集まる人々にふるまわれていた吉田のうどん。こしの強い固いめん、それぞれのお店が工夫を凝らした多彩なメニューが特徴です。
かてめん圏:栃木県足利市・佐野市・栃木県出流町
国道293号をメイン街道に、足利市、佐野市、栃木市出流(いずる)町まで及ぶ、粉食文化が盛んで、多彩な麺を味わうことができる地域。中でも耳うどんがユニーク。
かてめん圏:埼玉県加須市
手打ちならではの光沢があり、みずみずしい「コシの強さ」と、「のど越しの良さ」が身上のめん。渡舟場や門前の参拝客をもてなしたのが始まりとされる。
かてめん圏:東京都武蔵野市
いにしえの食文化を伝承しつつ、武蔵野台地で栽培された小麦粉を使用して新たに創作された武蔵野市の名物「武蔵野地粉うどん」。小麦の旨さと歯応えのあるコシの強さが特徴です。
かてめん圏:埼玉県所沢市
「かて(糧)うどん」と呼ばれ、季節の野菜をさっとゆでて水切りしたものを、うどんと一緒につけ汁につけていただく。これが所沢手打うどんの特徴です。
かてめん圏:群馬県渋川市以下歩調水沢付近
粉と水と塩だけが原料、秘伝の手打ちの技によるコシと喉越し。水沢寺参拝客に振る舞ったのがそもそもの起源ともいわれる千三百年もの歴史を持つうどん。
かてめん圏:東京都武蔵村山市
「かて」とは、小松菜やほうれん草など季節季節の旬のゆでた野菜のこと。「うどん」と一緒に濃い目の醤油味のつけ汁につけていただきます。
かてめん圏:群馬県高崎市
「きぬの波」という小麦の品種を使ってつくられる「高崎うどん」。色が白く、つるつるとした喉ごしの良さが特徴です。麺はやや細めで冷たいうどんに最適です。
かてめん圏:東京都東久留米市
江戸時代の「幻の小麦」を復活させた東久留米市のうどん。つるつるとしたのど越し、香りがよく上品な味わいです。かて(糧)と一緒にいただきます。
かてめん圏:栃木県小山市
小山市で生産される「イワイノダイチ」という品種の小麦からつくられる、モチモチ、つるつるとした食感、見た目にも美しい透明感が自慢のうどんです。