料理家 冷水希三子さんの小麦レシピです。「エルバッツォーネ」はイタリア北東部に位置するエミリア・ロマーニャ州に伝わる郷土料理。イタリア語で「草」を意味する「エルバ」の名の通り、ほうれん草など青菜を使ったパイ料理です。バターを使わないレシピなので、もたれない食べ心地の軽さがうれしい一品。菜の花や蕪の葉など、さまざまな青菜で楽しんでみてください。
約 90 分
(※ 別途、生地を寝かせる時間30分)
具材をつくる。ほうれん草は2~3cm長さに切る。玉ねぎはスライスしてざく切りにする。フライパンにオリーブオイルを入れて玉ねぎを炒める。甘味が出てきたらほうれん草を加えて炒め、塩で味を調える。さらにパルミジャーノレジャーノを加えて混ぜたら、火を止め粗熱を取る。
生地をつくる。ボウルに強力粉と薄力粉と塩を混ぜ合わせ、オリーブオイルを加えてカードや手ですり合わせてポロポロした感じにする。
②に材料Aを混ぜ合わせ、生地をまとめたら台に移す。
麺棒で押し伸ばしながらまとめ、三つ折りにしてから伸ばす。90度回転させてさらに三つ折りにして伸ばす。三つ折にして伸ばす、を8~10回ほど繰り返す。
④を厚さ1cm弱くらいに伸ばして半分に切り、それぞれラップで包んで冷蔵庫で30分ほど休める。
⑤を取り出し、2つとも3mmの厚さで25cm×15cm程度に伸ばす。
クッキングシートを敷いた天板に⑥の生地のうち1枚をのせる。フォークで所々穴を開けて、四方を少し残して①のほうれん草をのせる。もう1枚の生地をかぶせて、生地のふちをつまんでとじ、フォークで所々穴を開ける。
190度に余熱したオーブンで25~30分焼く。
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