料理家 冷水希三子さんの小麦粉料理レシピです。春の訪れを感じる、菜の花の棒餃子。包まずとめるだけの簡単な棒餃子は、中の具からあふれ出る旨味を、そのまま羽根に閉じ込めるのがおいしさの秘訣です。菜の花のほろ苦さを引き立てるため、ごま油は使わず、食材の風味を存分に楽しめるレシピに仕上げました。焼きたてをほおばると、パリッとした羽根にジューシーな旨味と、春の味わいが広がります。旬の食材をたのしめるこの季節ならではの一品、ぜひつくってみてくださいね。
ボウルに中力粉を入れ熱湯を一気に注ぎ、水分がなじむまで箸で混ぜる。なじんできたら生地をまとめて台に移し、5分ほどこねる。こねたら乾かないようにして15分ほどおく。その後1分ほど軽くこねたらまた15分おく。
菜の花は熱湯で茹でてから水気を切り、みじん切りする。生姜はみじん切りする。
ボウルに豚ミンチを入れ、下味材料の塩を揉み込んでから残りの下味材料を加えて混ぜ、②の菜の花と生姜を加えて混ぜる。
①の生地を直径3cmくらいの棒状に伸ばして18等分くらいにし、打ち粉(強力粉、分量外)をした台に、切り口を上下に置く。角ばった感じをなくすよう軽く丸めて押さえ、麺棒で直径7~8cm程度になるよう伸ばす。
④の真ん中に③のタネを横長にのせ、両端を軽くつまんで底部をトントンと台に押して真っ直ぐにさせる。
油を引いたフライパンに中火強で⑤を半分並べ、お湯(水でもよい)を100ml加えて蓋をし、水分がなくなるまで5~6分蒸し焼きにする。
フライパンの蓋を取り、少し油を足して、混ぜ合わせたBの半量を餃子の周りに注ぎ入れ、カリッとなるまで焼いて羽根をつくる。
⑥~⑦の手順を繰り返し、もう半分も焼く。
好みで酢やラー油や醤油をつけて食べる。
小麦や小麦粉関連の豆知識とよくある質問をまとめました。