料理家 冷水希三子さんのスイーツレシピをお届けします。美食の地として名高いスペイン・バスク地方で生まれた、その名も「バスクチーズケーキ」。外側はしっかりとベイクされカラメルのような香ばしい風味がありつつ、中心部は驚くほどクリーミーでとろりとなめらかな食感。この唯一無二の食感を生み出す上で、レシピの中の少量の小麦粉が、欠かすことのできない重要な役割を担っています。生地のつなぎとなって高温で焼き上げても形が崩れるのを防ぎ、中心部のクリーミーさを絶妙な加減に調整して、とろけるような口どけを生みだしているのです。小麦粉が支えるおいしさバランスを、ぜひお楽しみください。
約 15 分
(※ 焼成時間別途40分ほど、粗熱を取る時間別途)
クリームチーズはボウルに入れ常温でやわらかくしておき、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
①に砂糖を加えて混ぜ、溶き卵を2~3回に分けて入れながらよく混ぜ合わせ、すり下ろしたレモン皮を加える。
②に薄力粉をふるいながら加えて混ぜ、生クリームを少しずつ加えて混ぜる。
水で濡らして握りくしゃくしゃにしたオーブンシートを型に敷き、③を流し入れて220度に余熱したオーブンで40分焼く。
さわって熱くない程度まで型に入れたまま冷まし、粗熱が取れたら型から外す。
小麦や小麦粉関連の豆知識とよくある質問をまとめました。