第14回
4/23(日)10:00〜15:30
八幡浜市民スポーツパーク
MTB国際大会広場(愛媛県八幡浜市)
第14回目の「日本全国・小麦料理味くらべ!」の舞台は愛媛県の西部、日本一細長い佐田岬半島の基部に位置する八幡浜市。人口約35,000人ほどの町ながらも「八幡浜ちゃんぽん」を食べられる店舗は50軒もあるほど、ソウルフードとして親しまれている小麦料理です。八幡浜市は、四国の西の玄関口と言われ、古くから九州や関西地方との海上交易が盛んで、商業都市「みなとまち八幡浜」として栄えてきました。長崎・神戸・横浜をはじめとした全国各地の港町に見られるように、本場中国の食文化が海を渡って伝わり地元の食文化との融合して「八幡浜ちゃんぽん」が生まれたと言われています。
今回の汁もの小麦料理対決のお相手は熊本県は阿蘇市から「だご汁」が登場!「だご汁」は九州地方全般で広く食べられている郷土小麦料理ですが、阿蘇でも「伝統のおふくろの味」として親しまれています。阿蘇では「阿蘇のもの」のことを示すとき「あそんもの」というような発音をしますが、「だご汁」に関しても特に親しみを込めて「あそんだご汁」と呼んでいます。また、「だご汁」を通して阿蘇の自然豊かな食材に触れてほしいという思いから国道57号線のエリアを「あそんだご汁街道R57」と名付け、街道沿いの飲食店では阿蘇の食材をふんだんに使ったこだわりの「あそんだご汁」を提供しています。
今回の対決の会場は、国内最高峰のマウンテンバイク・クロスカントリー競技大会「やわたはま国際MTBレース2017」の会場内。エネルギーチャージを求めるレーサーやレース観戦にやって来た人々でにぎわう「グルメ横丁」内に陣を構えます。さてさて、今回の汁もの小麦料理対決は、どのような展開を見せるのか!?味くらべ、スタートです!
愛媛県 八幡浜ちゃんぽん
四国の西の玄関口と言われる港町・愛媛県八幡浜市で愛されているソウルフード。鶏がら・鰹・昆布などでだしを取った黄金色のあっさりスープが特徴です。麺は太目の中華麺を使用するお店が多く、たっぷりの野菜に豚バラ肉、八幡浜の特産品である蒲鉾・じゃこ天など水産練り製品が具材として使われており、魚のまち八幡浜らしさを表現しています。
●八幡浜市公式HP
http://www.city.yawatahama.ehime.jp/
docs/2014091600085/
熊本県 だご汁
「だご汁」は熊本県阿蘇市で“おふくろの味”として親しまれている伝統コムギ料理です。朝から晩まで農作業で忙しく食事の手間を省きたい農家の人たちに古くから受け継がれてきました。だんご(=だご)を浮かべた汁物料理の「だご汁」は、すばやく簡単に調理でき、なおかつ地元で採れた野菜などが入って栄養バランスも腹もちもよい、一石二鳥の料理です。
●阿蘇市商工会HP・だご汁街道HP
http://www.asoshokokai.or.jp/cn5/
pg29.html
会場となった八幡浜市民スポーツパークのレースコースは、四国で唯一のUCI(国際自転車競技連合)公認コースであり、オリンピック選考レースにも採用されるコース。 レーサーたちを間近に見られる観戦エリアも設計されており、迫力あるコースを疾走する本物のライディングを見ることができました。「やわたはま国際MTBレース」には毎年、日本全国からトップレベルの選手が参加しにやって来るそうです。
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阿蘇「だご汁」チームは海を渡り6時間かけて(!)会場へ到着しました。今回の汁もの小麦料理対決、どちらも野菜や具材がたっぷりで栄養満点。双方の陣地からぐつぐつと湯気が立ち上り、おいしそうなにおいが漂います。
『「だご汁」新鮮な感覚がしておいしい!ゆず胡椒を入れるとまた風味が変っていいですね』『う~ん、やっぱり「ちゃんぽん」は八幡浜のソウルフードだね~。つるつるのどごしがよい』『野菜たっぷりの「だご汁」は、ふるさとのうまみがぎゅっと詰まってる』『食事なら「ちゃんぽん」、お酒のおつまみなら「だご汁」がいいですね』『熊本の応援がしたい。がんばれ~!』初めて食べる「だご汁」も、食べなれている「ちゃんぽん」も、どちらもほっこりするような声をお客さまからいただきました!
マウンテンバイクのレーサーたちが集まるメイン会場のステージでは、味くらべイベントのPR合戦スタートです。八幡浜市と「八幡浜ちゃんぽん」のPRを使命に活動する「はまぽん」も駆けつけ、賑やかに小麦料理のおいしさをアピール!ステージを観て味くらべテントに寄ってくれたお客さまも多くいらっしゃいました。
どちらも郷土愛がにじみ出ていた今回の汁もの小麦料理対決は、
会場をほっこりした空気で包みました。
次回は海を渡って、熊本へ!『小麦で元気』を届けに参ります!!