「未来の愛知コムギめし」開発ワークショップが開催
たくさんのご応募をいただいて、全3回にわたる「未来の愛知コムギめし」開発料理のワークショップが開催されました。「未来の愛知コムギめし」つくり隊キッズのみんなが自由な発想で描いた、「こんな愛知コムギ料理が食べたい!」というイラストをもとにプロのシェフが料理に仕上げるというのが今回の活動内容です。ワークショップ会場では、キッズのみんなが愛知コムギを「みて・さわって・つくって・たべる」ことを通して愛知コムギの未来を考えました。
ワークショップ会場:
名古屋コミュニケーションアート専門学校
https://www.nca.ac.jp/
全ワークショップ
共通プログラム
【愛知コムギを触りくらべ!】
キッズのみんなに愛知コムギ「きぬあかり」の穂を触ってもらうことに。愛知県製粉協会の方から「きぬあかり」の穂を渡されたキッズのみんなは、「はじめてさわった!」と興味津々のよう。穂に触ってみた後は小麦粉の触りくらべを行います。今回のワークショップで用意されたのは、愛知県産小麦粉・国産小麦粉ブレンド・外国産小麦粉ブレンドの3種類。実際に触りくらべたキッズのみんなはその手触りの違いに驚いた様子で愛知コムギのしっとり感やきめ細かさ、明るい色合いを体験していました。「愛知コムギがこのような特徴をもつことで、愛知コムギを使ったスポンジはふわふわに、麺はもっちりやわらかに仕上がるんですよ。」と愛知コムギ愛知県製粉協会会長の志賀さんは語ります。
【愛知コムギ麺を食べくらべ!】
愛知コムギ「きぬあかり」を使った5種類の麺を食べくらべました。うどん・きしめん・そうめん・冷や麦・中華麺をそれぞれ食べ比べたキッズのみんなは、味も触感も違うこれらの麺がすべて同じ「きぬあかり」から出来ていることに驚きつつ、「甘くてもっちり」「もっと食べたい!」とそのおいしさを堪能。ワークショップに参加したママたちも麺を食べる手が止まらなくなっていました。
ワークショップは@FMのパーソナリティであり、【愛知コムギ体験隊】副隊長でもある川本えこさんの「みなさんは愛知でコムギがたくさん作られていることを知っていますか?」という質問からスタート。そう、実は愛知県は全国でも小麦生産量4位の小麦栽培優秀地域なのです。ところが、地元・愛知県民にはその事実があまり知られていないようで、会場のキッズのみんなからも知らなかったという声が多くあがりました。【愛知コムギ体験隊】では、今回のワークショップのように、もっと地元・愛知の人々に愛知コムギのことを知ってもらうための活動を通じてその普及拡大に取り組んでいます。
第1回は、つくり隊キッズのみんなに愛知コムギのスポンジケーキづくりに挑戦してもらいました。おいしく仕上げるポイントは、小麦粉とバターと牛乳を「ふわっと混ぜること」と吉川シェフ。そうすることにより愛知コムギの特徴が活かされたふんわりとした生地になるのだそうです。キッズのみんなも真剣に生地を混ぜていました。そして、生地をオーブンに入れ焼き始めるとキッズのみんなから次々と「いいにおーい!」という声が。
焼きあがったケーキに、カラフルな野菜パウダーや、星や花型に焼き上げた愛知コムギクッキーでにぎやかに飾りつけていきます。イラストに近いイメージに仕上がったキッズ、全く新しいデザインに仕上げたキッズと、思い思いに愛知コムギのカラフルケーキ体験を楽しんでいました。
第2回ではつくり隊キッズに、そうめんを鍋で茹でる、パンケーキをフライパンで焼く、という体験をしてもらいました。まず、志賀さんのお手本通り鍋にパッと広がるようにそうめんを入れることにキッズのみんなが挑戦。はじめてそうめんを茹でたというキッズも多く、楽しそうな声があがっていました。パンケーキも自分で焼くのは初めてというキッズがほとんどでしたが、みんなとてもきれいに焼けていて、吉川シェフも「上手だねえ」とびっくりした様子。
茹でたそうめんはだしつゆと一緒にかんてんで固めてジュレに仕立て、型抜きした愛知県産野菜や愛知名物の肉みそをトッピング。涼やかで夏にぴったりなアレンジになりました。かぼちゃの野菜パウダーをミックスしたパンケーキは、愛知コムギ本来の甘さを味わえるように、はちみつをかけたシンプルなスタイルでいただきます。「やさしい甘みですね。」とキッズのママにも好評でした。
第3回は、つくり隊キッズにはちょっと難しいパイ生地にチャレンジ。吉川シェフは軽々と練っていきますが、キッズのみんなからは「かたい!」と悲鳴が。大変な作業ですが、「伸ばして、たたむ」を繰り返すことで生地が膨らみやすくなるんだそうです。パイの具材には愛知名物の海老フライや肉みそを入れ込み、表面に味噌ソースで顔を描いて仕上げに。まさに愛知のおいしさが詰まったパイになりました。【揚げる!】体験では、吉川シェフの揚げたきしめんが変わっていく様子を観察。「きしめんを揚げるの?」と驚いてしまいそうですが、塩気のきいたパリパリのスナックのように変身しました。
この揚げきしめんをフレーク代わりに入れ込んで、愛知県産フルーツのパフェに仕上げます。キッズのみんなは揚げきしめんを砕いて下に敷き詰めたり横にさしたりと自由な発想で個性豊かなパフェを完成させていました。そうして出来上がったパイとパフェを見たキッズのみんなからは「おお~」という歓声が。なかなかおうちでは手作りすることの少ない二品ですが、自分で作ったパイとパフェはおいしさもひとしおだったようです。
ワークショップは大成功!次回はついに…
今回、全3回を通じて行われた「未来の愛知コムギめし」開発ワークショップ。えこさんの「今日使ったコムギの名前は?」という質問に、キッズのみんなが「きぬあかり!」と声を合わせて答え、ワークショップは終了!参加してくれたつくり隊キッズのみんなは、様々な愛知コムギ体験を通して愛知コムギの魅力を感じてくれたようです。ワークショップでつくった「未来の愛知コムギめし」についても「お家でもつくってみたい!」という声があがっていました。
さて、次はいよいよ隊長訪問。
愛知県知事にワークショップで開発した
「未来の愛知コムギめし」を食べていただきましょう!