日本全国・小麦料理味くらべ!

第13回

兵庫明石市「あかし玉子焼(明石焼)」vs
愛媛八幡浜市「八幡浜ちゃんぽん」

2016年6月18日・19日
住吉神社境内(明石市)
「あじさいまつり」

瀬戸内海を望む明石市魚住の住吉神社で、第13回目の「日本全国・小麦料理味くらべ!」を開催いたしました!イベントが行われる18日・19日は、住吉神社の「あじさいまつり」が同時開催。本来は19日の1日だけ実施の予定でしたが、今回の味くらべイベントを開催するにあたって「あじさいまつり」も連動して2日間の開催にしていただきました(ありがとうございます!!)。

兵庫県明石市は言わずと知れた、たこの名産地。そんな明石ならではの名物料理として地元でも愛されている「明石焼」は、地元では「玉子焼」の名で親しまれています。まん丸いフォルムが愛らしい明石焼きは、かつおベースの出汁につけていただきます。ふわっ、とろっ、こりっ、とした食感がたまりません。
今回の勝負は、瀬戸内海を渡った港町から、愛媛県八幡浜市のソウルフード「八幡浜ちゃんぽん」がやってまいりました。四国の西の玄関口と言われ、古くから九州や関西地方との海上交易が盛んな八幡浜市。その港町・八幡浜市に本場中国の食文化が伝わり、地元の食材と融合して「八幡浜ちゃんぽん」が誕生したと言われています。

どちらも瀬戸内海の海の幸を使用したコムギ料理。より海の幸の味わいを引き立て、お客さまの舌をうならせる一品として軍配が上がるのはどちらなのか?!咲き乱れるあじさいに見守られながら、バトルスタートです!

  • 兵庫県 あかし玉子焼

    八幡浜ちゃんぽん

    兵庫県明石市に伝わる「明石焼」は 地元では「玉子焼」の名で親しまれる伝統小麦食文化。ふんだんな卵と小麦を混ぜた生地に明石名物たこを入れて、鉄よりも熱伝導率のよい銅板の専用板で焼き上げられるコナモン料理。板の上に並んだ黄色いまんまる。食べればあつあつ、ふんわり、とろーり、そしてコリコリっとタコの心地よい歯ごたえ…。本場明石市内には70軒以上もの「明石焼」のお店が軒を連ねています。

    ●あかし玉子焼ひろめ隊HP
    http://hirometai.jp/

  • 愛媛県 八幡浜ちゃんぽん

    だご汁

    四国の西の玄関口と言われる港町・愛媛県八幡浜市で愛されているソウルフード。鶏がら・鰹・昆布などでだしを取った黄金色のあっさりスープが特徴です。麺は太目の中華麺を使用するお店が多く、たっぷりの野菜に豚バラ肉、八幡浜の特産品である蒲鉾・じゃこ天など水産練り製品が具材として使われており、魚のまち八幡浜らしさを表現しています。

    ●八幡浜市公式HP
    http://www.city.yawatahama.ehime.jp/
    docs/2014091600085/

ふるくから風光明媚な土地として知られる明石市。『万葉集』には、柿本人麻呂や山部赤人らによって詠まれた歌が、『源氏物語』では明石の君編の舞台となっています。

※写真をクリックすると拡大表示されます

明石は日本でも有数の好漁場。たこのほかにも、明石ダイやアナゴ、玉筋魚をはじめとする多くの活魚が有名です。これらの海の幸は昼に行われる競り「昼網」にかけられ、海産物を売るお店が軒を連ねる「魚の棚(うおんたな)商店街」の店頭などに並べられます。

会場の住吉神社は、大阪の住吉大社に伝わる『住吉大社神代記』によると、雄略天皇8年(464年)に創建したとされる由緒正しい神社。江戸初期に建立されて以来、今も能が上演される能舞台は有形民俗文化財に指定されています。味くらべイベントの時期には見ごろを真っ最中の2500株のあじさいがお出迎え、まさに壮観!の景色。朝早くからあじさいを観に来て、海辺を散策するお客さまの姿がたくさん見られました。

住吉神社で晴れ祈願をするコムギケーション倶楽部スタッフの模様です!

「味くらべイベントはまだ始まらないの?新聞に掲載されていたから楽しみにしていたよ!」と、準備中のスタッフに声をかけてくれるお客さまが何人もいらっしゃいました!

味くらべイベントブースの受付には、今か今かとお待ちいただいているお客さまがぞくぞくと。
いつもの合図「Enjoy Comugication」の掛け声が、会場に響き渡ってバトルスタート!!

会場はゆるキャラちゃんたちが集合してにぎやかに!

「あかし玉子焼ひろめ隊」のマスコットキャラクターは、頭にお椀、背中に板を背負った「ひろめちゃん」。あかし玉子焼きが二つくっついた胴体に、口と手にたこの吸盤がキュートです。明石観光協会からは「食のまち明石」をPRするマスコットキャラクター「パパたこ」が登場。大家族のあるじであり、熱血営業マンとして活躍しているようです。
そして八幡浜市役所商工観光課からは、「八幡浜ちゃんぽん」をPRする王子「ハマぽん」が駆けつけてくれました。チャームポイントは八幡浜の八の字の赤いひげ。中華麺風のマントを身に着け、手には常にちゃんぽんを持っています。

今回はなんと、伝統ある能舞台で「小麦料理うんちくバトル」を開催させていただきました。
それぞれの地域の小麦料理のおいしさ、歴史、地域と小麦とのつながりなど、尽きないトークバトルに観客席も大盛り上がり。明石市の市長にも応援に駆けつけていただきました!

今回の味くらべイベントのテーマ「瀬戸内・海の幸deコムギバトル」をご満喫いただけるよう、瀬戸内海を眺めながら海の幸コムギ料理をご堪能いただきました。さてさて、実際に味くらべをいただいたお客様たちの反応は?! 『初めてのコラボレーション、相性ぴったり!』『遠方地域の料理を食べられて、ミニ旅行したようです』
『明石焼きはいつ食べてもおいしい!八幡浜ちゃんぽんは麺が独特でいい味ですね!』『あっさり好きのわたしとしてはどちらも好みでした』
『異なった2種のコムギ料理を食べくらべられるなんて、貴重な機会』『ものすごーいおいしい!!』
『八幡浜ちゃんぽんは初めて知りました。食を通じて地域を知るおもしろい企画だと思います』
『ジャンルも食感も味も違って楽しめました。同じ小麦からできていて、子どもたちの食育にもなります』

にぎやかなイベントの様子はABCラジオにて生中継。「Enjoy Comugication」の掛け声と会場の熱気を聞いて、会場に遊びに来てくれたお客さまもいらっしゃいました。

1日目はなんと、味くらべイベント史上最速!!お昼真っ盛りの13時半に【完売御礼】の札を掲げることに。
2日目は朝から雨が降る中にもかかわらず、たくさんのお客さまにお越しいただきました。お客さまの中に、八幡浜市ご出身の方や住んでいたことがある方など、由来がある方が何名もいらっしゃったようで、うれしそうにお話ししてくださいました!地元、明石の方にはもちろん、さまざまな方にお楽しみいただけたようです。

次回は瀬戸内海を渡って、「八幡浜ちゃんぽん」のふるさと愛媛県八幡浜市へ!
開催情報が決まり次第、お知らせいたします。