コムギが長寿を調査する!プロジェクト

判明小麦上手はご長寿上手。

元気なシニアはコムギ食がお好き

「コムギが長寿を調査する!プロジェクト」が行った“コムギ食を食べているシニア412人”を対象にした食実態の調査では、健康優等生は70代女性シニア層の比率が高いということ、また「よく笑う」「おしゃべり」「友達が多い」傾向にあることが判明しました。そんな彼女たちの朝食・昼食ともにコムギ食が主体。食べられているメニューのランキングは次のような結果です。

  • 朝食
  • 1位:食パン
  • 2位:白飯
  • 3位:シリアル
  • 4位:総菜パン
  • 5位:パンケーキ
  • 昼食
  • 1位:そうめん
  • 2位:うどん
  • 3位:蕎麦
  • 4位:焼きそば
  • 5位:ラーメン

「元気な70代女性とコムギ食はなにか関係があるんでしょうか?」名古屋学芸大学大学院で栄養科学を専門に研究している下方浩史教授に聞いてみました。

『コムギ食のメイン成分でもある炭水化物は、神経伝達物質のひとつであるセロトニンの生成に関わっています。セロトニンの低下は抑うつや不安の原因とも言われており、実際に糖質制限食では、不安、怒り、ストレス、情緒不安定、疲労感、身体能力の低下、活力の低下、想像力の低下などが観察されています*1-3。WHO(世界保健機関)などが行っている世界各国の健康寿命を疾病統計から推定を行っているデータ*4では、日本の健康寿命は73.9歳で、平均寿命とともに世界で最も長い結果が出ています。先進国の中でも日本は小麦や米などの炭水化物の摂取量が多く、脂肪の摂取量が少ないことによる食スタイルが影響しているのではないかと考えられています。元気な日本のシニアを支えてきた優れたニッポンの食卓、これからもきちんと守っていきたいです。

*1)Fernstrom HM, Fernstrom JD. Brain tryptophan concentrations and serotonin synthesis remain responsive to food consumption after the ingestion of sequential meals. Am J Clin Nutr 1995; 61: 312–319. *2)Butki BD, Baumstark J, Driver S: Effects of a carbohydrate-restricted diet on affective responses to acute exercise among physically active participants. Percept Mot Skills 96: 607–615, 2003. *3)Keith RE, O’Keeffe KA, Blessing DL, et al. Alterations in dietary carbohydrate, protein, and fat intake and mood state in trained female cyclists. Med Sci Sports Exerc 23: 212–216, 1991. *4)GBD 2015 DALYs and HALE Collaborators. Global, regional, and national disability-adjusted life-years (DALYs) for 315 diseases and injuries and healthy life expectancy (HALE), 1990-2015: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2015. Lancet. 388: 1603-1658, 2016.

“コムギ食を食べているシニア412人”を対象にした食実態の調査では、コムギ食を食べているシニア層の半数以上が「自分は長生きしそうだ」と考えていて、特に元気な70代女性ではその数値がより大きくなるとの結果も判明しました。

※原稿監修:名古屋学芸大学大学院 栄養科学研究科・医学博士 下方浩史教授

調査方法: インタ-ネット調査
調査地域: 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)
スクリーニング調査: ●60代男性
●60代女性
●70代男性
●70代女性
各400名、計1600名
本調査: 上記スクリーニング調査から「コムギ食を食べていない」方を除外して、任意に60代男性・60代女性・70代男性・70代女性 各103名、計412名を抽出
調査期間: 2017年7月5日~7月15日
調査機関: コムギケーション倶楽部
(マクロミルモニターによる東京サーベイリサーチ)

70代女性は健康優等生の
比率が高い。

健康自認度を 10段階に設定したアンケート結果による集計で、最も健康度の高いレベルの70代女性の比率が高いことがわかりました。

健康度H(8点~10点:元気で健康不安なし)
健康度M(5点~7点:多少難も出てきたが気にせずまあ元気)
健康度L(4点~1点:通院も含め健康不安をかかえている)

全体平均 70代女性
健康度H 32% 39%
健康度M 46% 43%
健康度L 22% 18%

首都圏シニア層の半数以上が「自分は長生きしそうだ」と考えている。

「長生きしそうでしょうか?」という質問に対して、半数以上の方々が「自分は長生きしそうだ」と答えられました。特に健康優等生である70代女性ではその数値がより大きくなっていることがわかりました。

自分は長生きしそうな気がしている

60代男性 54%
70代男性 56%
60代女性 51%
70代女性 65%
健康優等生 73%

コムギ食がお好きなシニア層の
「これから極めたいこと」は多彩。

「これから極めたいこと」という質問に対して実にさまざまな回答をいただきました。みなさん、これからますます充実した人生を送る意欲にあふれていらっしゃいますね。

●75歳・男性
語学をマスターして東京オリンピックのボランティアをしたい。

●79歳・男性
ドローンを操縦してみたい。

●73歳・女性
百名山を踏破したい。

●72歳・男性
昔やっていた将棋を再勉強して少年少女たちに指導したい。

●70歳・女性
1週間に2日ウォーキングデーを設定し、1万歩以上のウォーキングにチャレンジしようと夫婦で話している。

●70歳・男性
自伝を書き上げてみたい。

●62歳・女性
料理教室に通ってレパートリーを増やしたい。

●72歳・男性
フルマラソンの大会に参加して完走したい。

●63歳・女性
孫にテニスを教え込んで3世代ファミリーテニスを楽しみたい。

●65歳・男性
ウクレレを買ったので早く弾けるようになりたい。